BCAAとは?BCAAを構成する成分や効果を解説します
BCAAはスポーツショップに行くと錠剤や粉末のサプリメントとして売っていたり、スポーツドリンクや健康栄養食品に”BCAA配合”と書いてあったりしていろいろなところで見かけると思います。
この記事ではBCAAとは何のか?という基本的なことや、BCAAを摂取することによって得られる効果について解説します。
BCAAとは何か?
Branched-Chain Amino Acidsという名称の頭文字を取ってBCAAと呼ばれています。
もしくは分岐鎖アミノ酸とも呼ばれます。
BCAAを構成する成分
BCAAはバリン、ロイシン、イソロイシンというアミノ酸で構成されています。
この3つのアミノ酸はアミノ酸の中でも自分自身で作り出すことのできない必須アミノ酸と呼ばれています。
BCAAの効果
筋肉がつきやすくなる
筋肉をつけるためにはまずトレーニングによって筋肉に負荷を与え、筋組織を破壊する必要があります。破壊された筋組織はたんぱく質や糖質などの栄養が与えられるとより強く・太くなって再生されます。このような仕組みを”超回復”といいます。
筋肉を成長させるために一番重要な栄養素はたんぱく質なのですが、BCAAを摂取することにより”超回復”による筋組織の再生をBCAAがサポートしてくれるのでたんぱく質だけを摂取するよりもより効率よく筋肉をつけることができます。
BCAAは体内で作り出すことのできない成分なので、食事やサプリメント等で外部から摂取する必要があります。
疲労回復効果がある
運動をすると多くのエネルギーを消費します。
運動によって消費されるエネルギー源となっているのは主に脂肪・糖・アミノ酸・たんぱく質です。
筋肉トレーニングをすると多くのアミノ酸が失われます。アミノ酸が多く失われると筋疲労を引き起こします。
トレーニング中にBCAAを摂取してアミノ酸を補給すれば筋疲労を軽減させることができます。
筋疲労を軽減させてトレーニングの質を上げれば筋肉はつきやすくなるしトレーニング後の疲労も軽減されます。
筋分解を防ぐ
トレーニングをすると上に書いたようにいろいろなところからエネルギーを作り出し消費します。
ダイエットや脂肪を落とすために減量をするために食事制限をしてカロリーを抑えていると、脂肪や糖ではエネルギーが足りなくなります。
そうなると筋肉を分解して筋肉からアミノ酸を取り出してエネルギーにしようとしてしまいます。筋肉からアミノ酸が失われると筋分解を引き起こしてしまい、筋肉量が落ちてしまいます。
筋肉量が落ちてしまうとせっかくトレーニングした成果がムダになってしまいます。
BCAAを摂取して失われたアミノ酸を補給してあげることにより、筋分解を抑える効果が期待できます。
BCAAを摂取するタイミング
トレーニング前30分
BCAAを摂取してから効果が現れるまでの時間は摂取してから約30分後からです。
なので運動をする30分前に飲んでおけば体にアミノ酸を十分蓄えた状態で運動をすることができます
トレーニング中
トレーニング中もアミノ酸はエネルギーとして消費されます。
BCAAをトレーニング中も摂取することにより運動効果を高めることができます。
トレーニング後
トレーニング後は破壊された筋組織を回復させるためにたんぱく質や糖質など様々な栄養素が必要になります。
BCAAは筋組織を回復させるサポートをする働きがあるのでトレーニング後に摂取することにより筋組織の回復の質を高めることができます。
まとめ
BCAAを構成する成分
バリン、ロイシン、イソロイシンという必須アミノ酸で構成されている
BCAAの効果
・筋肉をつけやすくする
・疲労回復効果
・筋分解を防ぐ
BCAAを摂取するタイミング
・トレーニング前30分
・トレーニング中
・トレーニング後
注目の新成分!HMBの効果と必要な摂取量を解説します
こんにちは!かもっちです。
今回は最近注目されているHMBという成分を解説して紹介したいと思います!
HMBって何?
まずはHMBってそもそもどういう成分でどういう効果があるのか?というところから説明していきたいと思います。
1996年にアメリカのNissenという人を中心としたグループがHMBを用いて世界初のヒトに対する臨床実験を行いました。
その結果HMBには
- 筋たんぱく質の分解を抑える
- トレーニング効果を高める可能性がある
という2つの効果を発見しました。
この後HMBに対する様々な研究が進んだ結果、現在HMBには大きくわけて3つの効果が期待できると言われています。
その効果とは
- 筋肉量を増やす
- 筋肉の分解を防ぐ
- 脂肪量の減少
この3つです。すごくないですか?これだけ聞くと凄まじい効果のある成分だと思いますよね。
HMBの摂取方法
ではこんなにすごい効果のあるHMBはどのようにして摂取すればよいのでしょうか?
食事?サプリメント?
答えはサプリメントで摂取するのが一番いいです!
HMBというのはHMBという栄養素が食材の中に存在しているわけではありません。
HMBはロイシンという成分が体の中で合成されてHMBという成分に形を変えます。
HMBを摂取する=ロイシンを摂取するということになるわけなんですが、このロイシンはホエイプロテインや食事で摂取するのは極めて困難です。食事だけで摂取しようとすると牛肉等を何キロも摂取しなければなりません・・・。それは無理な話なのでHMBサプリメントで摂取する必要があります。
HMBの適切な摂取量
HMBはサプリメントで摂取する必要があるというところまで説明しました。
次はHMBの適切な摂取量について解説していきます。
HMBの適切な摂取量は約3gです。
飲むタイミングなんですが、トレーニング中にHMBの血中濃度が高まっている状態が理想です。
なのでトレーニング前30分から2時間前の間に摂取するのが理想的です。
そして1日を通してHMBの血中濃度を高く保つということも大切です。
HMBの血中濃度をずっと高く保つためには、HMBを小分けにして何度も摂取するとよいです。
HMBは1日3gを1日に小分けにして1回はトレーニング前30分から120分前に摂ることをオススメします!
以上がHMBの効果と飲み方の解説でした。
HMBの効果が高いからといってプロテインは必要ないというわけではありません。
HMBとプロテインを併用すれば今よりトレーニングの成果がもっとよくなると思うのでぜひ試してみてください!
下半身を鍛えるメリットはこんなにある!上半身だけじゃなく下半身もしっかり鍛えよう
こんにちは!かもっちです。
下半身の筋トレは上半身に比べてサボりがちになってしまう人が多いように感じます。
下半身を鍛えることによって様々な効果が期待できるのに上半身のトレーニング程真剣に取り組む人が少ないのはとてももったいないです。
今回は下半身を鍛えることで得られる絶大なメリットを紹介していきたいと思います!
みんなが下半身のトレーニングをやらない理由
下半身のトレーニングよりも上半身のトレーニングが優先的になってしまう理由はいくつか考えられます。
- 一般的にいい体だと思われる筋肉が上半身に集中している
世間一般的にはいい体というイメージはやはり上半身のたくましさだと思われています。シックスパックの腹筋、厚い胸板、そして太い腕という風に上半身に鍛えてかっこいい!と思われるような筋肉が集中しています。
それに比べて下半身を鍛えても特別いいイメージは持たれません。むしろ今人気のある細マッチョとは違ってゴリマッチョなイメージを持たれてしまうため下半身のトレーニングは避けられてしまう傾向にあります。
- 脚が太くなって細身のパンツが履けなくなる
脚を鍛えることによって脚が太くなってしまい細身のパンツが履けなくなってオシャレができなくなってしまう・・・。という理由で下半身のトレーニングをしない人が女性・男性両方で多いです。
下半身を鍛えることによって上半身の成長を加速させる
かっこいい体を目指して上半身をしっかりトレーニングしても下半身のトレーニングをやらないと上半身の筋肉を効率よく成長させることができません。
なぜか?
筋肉を成長させるために必要な大事な栄養素はたんぱく質というのはみなさんご存知だと思います。
しかしそのたんぱく質を筋肉を成長させるために使われるためには「成長ホルモン」が必要だということは知っているでしょうか?
いくら大量にたんぱく質を摂取しようがそのたんぱく質が筋肉合成のために使われなければ筋肉はいくら経っても成長しません。
その筋肉合成のために必要不可欠なのが「成長ホルモン」です。
そして下半身のトレーニングは成長ホルモンを大量に分泌させる効果があります。
上半身のトレーニングでも成長ホルモンは分泌されますが、その比にならない程の量の成長ホルモンが下半身のトレーニングで得ることができます。
下半身のトレーニングをしっかり行って成長ホルモンをたくさん分泌させると、頑張って追い込んだ上半身の筋肉の成長が促進されるというわけです。
そんなに簡単に脚は太くならない
脚が太くなるのを嫌がって下半身のトレーニングをしない方は非常に多いですが、履けるパンツのサイズが無くなる程脚を太くするためには相当な負荷をかけて相当な努力を積み重ねないとそこまで脚が太くなることは絶対にありません。
みなさんがイメージしてる鍛えてる脚というのはボディビルダーのような脚ではないでしょうか?
確かにあそこまで脚の筋肉を発達させてしまうと履けるパンツというのはなくなってしまうでしょうが普通の人はあそこまで発達させることはできません。
あのような人達はステロイドという薬を使って無理矢理発達させてる可能性が極めて高いからです。
ステロイドまで使って筋トレする人なんてなかなかいないですよね?
なのであのような脚には一般人は絶対にすることができないので安心して下半身を鍛えましょう!
チキンレッグというアンバランスな体になってしまう
下半身のトレーニングをせずに上半身ばかり発達させてしまうとチキンレッグと呼ばれる非常にバランスの悪い体に仕上がってしまいます。
チキンレッグというのは上半身はボディビルダーのようにたくましいのに脚は鶏の脚のように細い状態のことをいいます。
いい体というのは言い換えればいい体のバランスです。
下半身も程よくたくましくないと上半身を鍛えれば鍛える程ダサい体になってしまいます。
以上が上半身だけでなく下半身もしっかりと鍛えるべき理由です。
下半身を鍛えれば上半身の成長も促進され、体のバランスも良くなりスタイルも良く見えるようになります!
上半身ばかり鍛えてたなら明日から下半身もしっかり鍛えましょう!!
お尻を鍛えたいならこれをやれ!女性にオススメのヒップアップが期待できる筋トレメニュー
こんにちは。かもっちです!
今はもうただ痩せてて細いだけの女性は時代遅れ!
ただ体重を落として痩せてるだけだとガリガリで不健康だと思われるだけでなくスタイルも良く見えません。
筋肉もしっかりとつけて健康的で美スタイルな素敵な女子を目指しましょう!
スタイルを良く見せるにはまずお尻を鍛えるのが絶対オススメ!
ガリガリ女子から卒業して健康的な体を目指すにはお尻を鍛えてヒップアップを狙うのがオススメです!
ヒップアップの効果としてはボディバランスが良くなることにより姿勢が良くなる・ヒップアップすることによりタイトなパンツを履いた際のシルエットが抜群に良くなるという効果が期待できます。
だらっと垂れただらしないお尻じゃなくキュッと引き締まった美しいヒップラインを目指しましょう!
ヒップアップをするために鍛えるべきお尻の筋肉・大臀筋
美しいヒップラインを目指す上で必ず鍛えなければならない筋肉が大臀筋です。
大臀筋はお尻を構成している筋肉で一番大きい部位なのでこの筋肉を鍛えなければヒップアップは絶対にすることができません。
そして大臀筋は人間の体で大きな筋肉の中のひとつなので、しっかりと鍛えることにより代謝をあげやすいという効果もあります。
代謝が上がることにより太りやすく痩せやすい体質に変えることができます!
さらに大臀筋は普段の生活ではあまり使われることがない筋肉です。
普段使わない筋肉は意識して鍛えるとすぐに効果が現れやすいという特徴もあります。
大臀筋を鍛えるためのオススメ筋トレメニュー
【大臀筋】ランジ
【やり方】
- 足を揃えて直立した状態からスタートする
- 片足を大きく前に踏み出す
- 踏み出した足の膝が直角になるように膝を曲げる
- 膝を曲げている時に体のバランスを崩さないように腹筋にしっかり力を入れる
- ゆっくり足を元の位置に戻す
- 反対の足で同様の動きを繰り返す
片足10回ずつの計20回を3セットできるようにするのが目標です!
【大臀筋】ドンキースクワット
【やり方】
- 四つん這いになり背中を丸めないように真っ直ぐ伸ばす
- 片足を後ろに蹴りだすように背中と一直線になるまで上げる
- そのまま膝を床につくギリギリまでゆっくりおろす
- 膝を床につけないように注意する
片足10回1セットずつを3セットできるようにするのが目標です!
以上の2つが大臀筋を効果的に鍛えられる代表的な筋トレメニューです。
わざわざジムに行く必要も全くなく自宅で簡単にできる筋トレなので自分のできる範囲で無理せずチャレンジして美しいヒップラインを手に入れてください!
女性に嬉しいバストアップ効果!自宅で簡単にできる女性のための腕立て伏せ
こんにちは!かもっちです。
腕立て伏せをすることにより、女性はバストアップ効果や二の腕引き締め効果に期待できます。
腕立て伏せであればわざわざジムに通う必要もないし自宅で簡単に行うことができます。
女性がやるべきオススメの腕立て伏せのコツとメニューを紹介していきたいと思います。
- 腕立て伏せの正しい呼吸法
- バストアップや二の腕引き締めに効果がある腕立て伏せの回数
- バストアップに期待できる腕立て伏せメニューその1・膝つき腕立て伏せ
- バストアップに期待できる腕立て伏せメニューその2・デクライン腕立て伏せ
- まとめ
腕立て伏せの正しい呼吸法
腕立て伏せをするときの正しい呼吸法は、体を持ち上げる時に息を吐いて、体を下ろすときに息を吸います。
バストアップや二の腕引き締めに効果がある腕立て伏せの回数
バストアップに期待できる腕立て伏せの回数は、15回1セットです。
男性がやるトレーニングは基本的に8~12回で限界が来るような高強度なトレーニングですが、女性の場合はそのような高い負荷でトレーニングする必要はありません。
バストアップに期待できる腕立て伏せメニューその1・膝つき腕立て伏せ
通常の腕立て伏せは女性にとって負荷が高すぎるので膝をついての腕立て伏せをオススメします!
高すぎない負荷で程よく刺激することによりバストアップ効果が期待できます。
- やり方
・膝を地面につけて、足は浮かせる
・手は肩幅より広く広げる
・広げた手は肩のラインに合わせて置く
・体を下げていく時に肘が外に広がりすぎないように注意する
・限界までゆっくり体を下げたらすこし停止する
・ゆっくりスタート位置まで戻る
- 回数
・15回×3セット目標(出来なかったら出来るところまで)
バストアップに期待できる腕立て伏せメニューその2・デクライン腕立て伏せ
膝つき腕立て伏せが15回×3セットできるようになった人は、デクライン腕立て伏せにチャレンジしてみてください!
胸の筋肉は上部・中部・下部と3つの部位に分かれています。
このうち胸の上部を鍛えることによって大きなバストアップ効果が期待できます。
デクライン腕立て伏せは膝つき腕立て伏せに比べると負荷があがりますが、よりピンポイントに胸の上部を鍛えることができるのでとてもオススメです!
- やり方
・家にある適当な椅子の上に足を置きます
・体を真っ直ぐ伸ばして地面に手を置きます
・手は肩幅より少し広く広げます
・限界までゆっくり体を下げます
・限界まで体を下げたら少し停止します
・ゆっくりスタート位置まで戻ります
- 目標回数
・15回×3セット
まとめ
- 女性がバストアップや引き締め効果を狙う場合回数は15回1セット
- 正しい呼吸法は下ろす時に吸って、上げるときに吐く
- 膝つき腕立て伏せが楽に15回×3セットできたら次に挑戦!
これが鶏胸肉完全攻略法!あなたの胸肉に○○すれば史上最高に美味しい胸肉が食べられる!
こんにちは、かもっちです。
トレーニングをしていく上で絶対に避けては通れない食材、鶏胸肉。
低価格・低脂肪・高たんぱくという神のようなスペックを誇りますが、その一方で調理したときに固くなってパサパサに仕上がってしまってます。
毎日固いパサパサな鶏胸肉をまずいなーと思いながら食べてませんか?ここで柔らかくてジューシーに仕上がる調理法を学んでパサパサ胸肉からは今日で卒業しましょう!
あなたが幸せな胸肉ライフを送れるように全力で胸肉の攻略法をお教えします!
- パサパサな胸肉になるのを防ぐ方法
- なぜ胸肉は固くてパサパサになってしまうの?
- 筋繊維たんぱく質って何?
- 筋繊維たんぱく質は加熱されると縮む
- 筋繊維たんぱく質が縮むと胸肉の水分が失われる
- 脂肪と筋膜が流出する水分を抑え込む
- 保水性を高める方法
- 胸肉全体をフォークで刺して穴を開ける
- 肉の繊維を断ち切るように切る
- 保水力を高める調味料を胸肉に漬け込む
- 保水力を高める調味料その1・酒
- 保水力を高める調味料その2・砂糖/ハチミツ
- 保水力を高める調味料その3・塩/塩麹
- 保水力を高める魔法の水ブライン溶液
- 加熱する前に片栗粉か小麦粉をまぶす
- まとめ
-
パサパサな胸肉になるのを防ぐ方法
胸肉を固くてパサパサにしないためには"保水性"を高めることと、肉に"コーティング"をする必要があります。
この2つができていればあなたの胸肉は劇的に美味しくなります!!
"保水力"を高めることと"コーティング"をする方法を紹介する前胸肉が固くなる科学的なメカニズムを説明したいと思います。
-
なぜ胸肉は固くてパサパサになってしまうの?
なぜ胸肉が固くてパサパサになってしまうかというと、脂肪量の少なさと筋膜の薄さが原因で加熱したときに多くの水分が失われてしまうからです。
胸肉に含まれるたんぱく質には筋繊維たんぱく質とコラーゲンたんぱく質の2種類があります。
この2つの内筋繊維たんぱく質と呼ばれるたんぱく質が悪さをして胸肉をパサパサにしています。
-
筋繊維たんぱく質って何?
筋繊維たんぱく質とは複数のアミノ酸が繊維状に結合してできているたんぱく質のことです。
たんぱく質というのはそもそも"たんぱく質"という1つの栄養素で成り立っていません。たんぱく質というのはアミノ酸の集合体です。例えるならアミノ酸のおにぎりのようなものです。おにぎりは米を固めてできていますよね?米の1粒1粒がアミノ酸です。普通のおにぎりは1粒1粒は同じ白米でできていますが、たんぱく質の場合は20種類のアミノ酸で構成されています。
どのようにして結合しているかというと、たんぱく質の場合は20種類のアミノ酸がポリペプチド鎖という形でネックレス状にお互いを結合しています。
そしてこのたんぱく質が繊維状に折りたたまれているものが筋繊維たんぱく質です。
-
筋繊維たんぱく質は加熱されると縮む
たんぱく質を構成しているポリペプチド鎖は加熱されると激しく揺れ動き始めます。
その結果ネックレス状に結合していた状態がほどけてしまいほどけた真珠のネックレスのようにそれぞれのアミノ酸がバラバラに散ってしまいます。
バラバラに散ってしまったアミノ酸はその後また別のアミノ酸と結合しようとします。
そして不規則にとりあえず近くにいる分子とデタラメに結合してしまいます。
このような事が加熱されてる肉の中で起きていて、その結果筋繊維たんぱく質が縮みます。
-
筋繊維たんぱく質が縮むと胸肉の水分が失われる
筋繊維たんぱく質が縮むと押し出されるように胸肉に含まれている水分が流出します。
水を多く含んだおしぼりをぎゅっと丸めると水が絞れますよね?そういうイメージです。
-
脂肪と筋膜が流出する水分を抑え込む
筋繊維たんぱく質の収縮により流出しようとしている水分を脂肪と筋膜が流出しないように抑え込んでくれます。
多くの脂肪と厚い筋膜を持っているもも肉は加熱をしてもジューシーさを保てるのに対して、胸肉は脂肪量も少なく筋膜も薄いので多くの水分が加熱と共に失われてしまうため加熱すると固くてパサパサに仕上がってしまうのです。
-
保水性を高める方法
固くてパサパサな残念な胸肉になってしまう科学的なメカニズムは理解できましたか?
ここからは具体的にどうすれば胸肉の保水力を高め、水分の流出を防ぐコーティング方法を紹介していきます。
-
胸肉全体をフォークで刺して穴を開ける
胸肉の保水力を高めるためにするべきことはまず下処理として胸肉全体にフォーク等を使って穴を全体に開けます。この時片側だけではなく裏表両方開けるようにしてください。
穴を開けることにより筋繊維を切り加熱したときに固くなることを防ぎ、保水力を高める調味料が胸肉に染み込みやすくなります!
-
肉の繊維を断ち切るように切る
胸肉を食べやすい大きさに切る際、繊維を断ち切るようにして切ると加熱したときに柔らかくすることができます。
繊維に沿って平行ではなく繊維に対してクロスするように縦に切って繊維を断ち切ってくださいね!
-
保水力を高める調味料を胸肉に漬け込む
全体にフォークで穴を開けて繊維を断ち切るように切った胸肉を用意できたらその胸肉を保水力を高める調味料に漬け込みましょう!
-
保水力を高める調味料その1・酒
酒に含まれるアルコールには保水力を高める効果があります。
しかもアルコールは胸肉の細胞をすきまを通って隅々まで浸透するので高い保水力を発揮します。
入れる目安は鶏胸肉100gあたり大さじ1です。
-
保水力を高める調味料その2・砂糖/ハチミツ
砂糖やハチミツが持つ保水力は水を抱えて離さない性質があるため保水力がUPします!
入れる目安は鶏胸肉100gあたり小さじ1です。
-
保水力を高める調味料その3・塩/塩麹
塩は素材から水を脱水させる性質を持っています。
え!?脱水したらダメじゃん!?って思うかもしれませんが大丈夫です。
塩には素材から水分を脱水させる性質と"素材のたんぱく質をのり状に変質"させる性質を持っています。
塩はたんぱく質に含まれている水分"以外"は脱水させますが、たんぱく質に含まれている水分は保水するという性質を持っているので結果的に多く水分を残すことができます。
-
保水力を高める魔法の水ブライン溶液
水100ccに対して塩と砂糖をそれぞれ5g加えたものをブライン溶液と呼びます。
このブライン溶液に1時間~数時間漬け込むことをブライニングと言い、塩と砂糖の性質をフルに生かすことができます!
-
加熱する前に片栗粉か小麦粉をまぶす
保水力を最大限高めた胸肉が用意できました!
いよいよ焼いていくわけですが、保水力を高めているとはいえ筋膜の薄さは補えていないので最後に仕上げとして加熱する前に片栗粉か小麦粉を全体にまぶしてから焼きます。
片栗粉と小麦粉に含まれているでんぷんが胸肉をコーティングしてくれ水分の流出を防いでくれます!
以上があなたの鶏胸肉を劇的に変える方法です!
ぜひ実践してまるでもも肉かのように柔らかくてジューシーな胸肉を美味しくヘルシーに食べて明日のトレーニングも頑張ってください!
-
まとめ
胸肉がパサつく原因は水分が流出するから
水分の流出を防ぐためには保水力を高めることと胸肉をコーティングする必要がある
保水力を高めるためには酒・塩・砂糖が効果的
ブライン溶液に漬け込むことによって保水力を最大限高めることができる
焼く前に片栗粉か小麦粉で胸肉をコーティング!
減量始めました
僕がジムに通い筋トレを始めて早3年。
空前のフィットネスブームに乗っかりやっぱ今時の男子は筋肉っしょ!ジャニーズみたいなもやし男子の時代はもう終わったんだよ!と意気揚々と筋トレを始めた結果・・・
体重は65キロから85キロに
すげぇ!!!頑張ったよ!!!筋トレ最高!!!って言いたいけども
体脂肪率は15%から26%に激増
3年前180センチの身長で体重が65キロという見事なもやしボディだったぼくはいまや体重85キロ体脂肪率26%の見事な中年ボディになってしまいました・・・
このままじゃいかん!!!!!!
何事もやり始めたらきちんとやりたがる僕は筋トレの知識をいろいろなところから吸収しました。
ふむふむなるほど、痩せながら筋肉をつけることはできないんだな。まずはたくさん食べて脂肪と筋肉をつけてからなるべく筋肉を減らさず脂肪を削ぎ落として体を作っていくんだな!
筋肉をつけて体を大きくするためには増量期と減量期に分ける必要があることを学びました。
食べることは大得意だった僕はとにかく食べまくりました。朝マック昼マック夜マック〆マックなんでもござれ。とにかくカロリーカロリーカロリーと貪るように高カロリーな食事を続けてしまいました。
その結果確かに筋肉は3年前とは見違えるようにつきました。しかしPFCバランスと呼ばれる栄養バランスを特に意識せずに食べまくったため体脂肪率も激増。
そして苦しくなった減量に耐えられず減量を始めてはすぐやめを繰り返してしまう事態に・・・
減量が進まないため次の増量期を迎えることができないため筋肉量の増加も止まってしまっています。また同じ増量したらもうただのデブだからね!!
筋肉と共に多くの脂肪を乗っけてしまったため長期に渡る減量を強いられているの僕の現在の状況です。
じゃあ短期集中で一気に体重を落とせばいいじゃん!根性見せろよ!と言いたいところですがそうもいきません。
一般的に体重が落ちればオッケーとされるダイエットとボディメイク的な減量は少し違います。
筋量は残して脂肪だけを落としていく作業がボディメイク的な減量です。
一般的には1ヶ月で落とす体重は体重の1%から3%の間にしないと筋肉が多く分解されてしまい筋肉と脂肪両方がごっそりと落ちてしまうと言われています。
じゃあどのくらい落とせばいいのか?
まず1ヶ月に落とすことのできる体重を計算してみます。
現在の体重が85キロなのでその3%は
85×0.03=2.55
1ヶ月に落とせる体重は2.55キロということになります。
ざっくり約3キロですね。
では次に落とすべき脂肪の量を計算してみたいと思います。
現在の体脂肪率が26%なので現在の脂肪の量は
85×0.26=22.1
今現在僕の体についている脂肪は約22キロです。
ここから目標を設定します。
よし、まずは脂肪を12キロ落とそう!!!
減量というかダイエットは消費カロリー>摂取カロリーにする必要があります。
脂肪を1キロ落とすのにどのくらい消費カロリーを多くすればいいのか?
答えは7200キロカロリー
7200キロカロリーを消費すれば脂肪を1キロ落とすことができます!
先ほど計算したように1ヶ月で落とせる体重は約3キロなので12キロの脂肪を落とすためには4ヶ月かかります。
1ヶ月のカロリー収支はどうすればいいのか?
月3キロの減量という設定にすると脂肪1キロは7200キロカロリーなので
7200×3=21600キロカロリー
1日単位にすると
21600÷30=720キロカロリー
計算出来た!!!
1日の消費カロリーが720キロカロリー摂取カロリーよりも上回れば目標を達成できるということになります。
しかし増量期に闇雲にとにかくカロリーだけを取っていて失敗したように減量もとにかくカロリーを抑えて生活すればいいというわけではありません。
PFCバランスを意識した食事にしないと筋肉を失い減量に失敗してしまいます。
PFCバランスとは何か?
P=たんぱく質
F=脂質
C=炭水化物
この3種類の栄養をどのような割合で摂取するのかということです。
これも計算してみましょう。
僕の1日の総消費カロリーは約2600キロカロリーです。
そして720キロカロリー多く消費する必要があるので
2600-720=1880キロカロリー
1日に僕が摂取できるカロリーは1880キロカロリーという計算結果が出ました。
次にPFCバランスの計算に入ります。
たんぱく質の量は体重×2~3g
脂質は総摂取カロリーの20~25%
炭水化物は残りのカロリー
これが理想的なPFCバランスになります。
僕は体脂肪率が高いので単純に体重にかけてしまうとたんぱく質を多く摂りすぎてしまうので除脂肪体重にかけます。
除脂肪体重=85×0.74=62.9
62.9×2=125.8
たんぱく質は1日に約126g摂取します。
脂質は総摂取カロリーの20~25%なので
1880×0.2=376キロカロリー
脂質は1日に376キロカロリー摂取します。
376キロカロリーの脂質って何gなのかというと脂質は1gあたり9キロカロリーです。たんぱく質と炭水化物は1gあたり4キロカロリーです。
376÷9=41.7g
という風に計算することができます。これで脂質も計算できました。
最後に炭水化物の摂取量を計算します。
炭水化物は残りのカロリーなので
脂質=376キロカロリー
炭水化物=1880-503.2-376=1000.8キロカロリー
1000.8キロカロリー÷4=250g
という風になります。ちょっと計算が多くて難しかったかな?
僕の1ヶ月に3キロの脂肪を落とすためのPFCバランスをまとめると
たんぱく質=126g
脂質=42g
炭水化物=250g
このようなバランスで栄養を摂取していく必要があります。
もう逃げない。漢かもっち、絶対にやり遂げるとここに誓います。